「生活を豊かにすることのできる道具」


2001年12月、EXP1000GTの誕生から始まったGSXの高級ライン「エクスペクテーション」。 その第二シリーズが「9000シリーズ」です。 9000シリーズの最高峰として今回登場するのは「自動巻き・クロノグラフ」です。シリーズの最高峰には「GT」の称号がつきます。「エクスペクテーション」は、近年勢力を伸ばし、確実に市民権を得ている「舶来高級時計」に対しての挑戦です。 もちろん、まだ私たちは世界に通用するとは思っていません。しかし、挑戦をし続けなくてはなりません。 メイド・イン・ジャパンとはなんなのか? マニュファクチュールとはなんなのか? 日本の時計に不足しているものは何なのか? それを追求していくのが「エクスペクテーション」です。 時計は決して、時間を知るためだけのものではありません。 世界の時計はそれを知っています。 香港・中国では、世界の時計の工場として、規模を拡大しています。 低価格の時計は、多くの時計をファッションとしてとらえる若者に、気軽に、まさしく、 駅の売店でも買えるようにつくられています。 それが、果たして間違っているのかというと、そうではありません。 欧州では、職人のつくる芸術性をうちだしたり、マニュファクチュールとしてのムーブメントの生産に 情熱を注いだり、さらには人よりも優れている部分は機械にまかせ、人がやるべきところは人が行う 革新的な時計づくりが行われていて、さらにはそれを高感度な位置で、ファッションやブランドの戦略に 機軸におくこともあり、そのほとんどは時間を知るため以外に費やされています。

日本の時計はどうなのか? GSXは、時間を知る機能以外の「何か?」をやはり追求してきました。 そして、エクスペクテーションは、その高級舶来時計としてのひとつのあり方を目指したものです。 例えば、ムーブメントだけが最高ではなく、それを納めるケースも最高の材質と最高の品質を目指しました。 ここでいう最高とは高級という意味合いであることよりも、最適といういう意味合いであることを意識しました。 例えば、伝統・歴史のある、舶来時計と同じ土俵で戦ったところで、どんなにいいものを作っても勝ち目はありません。 だから、いいものをさらにリーズナブルで手に入れられることを考えて企画してきました。 そこで、一貫生産できるものは、次のエクスペクテーションで使うことを前提とし、諸経費を削減したり、 デザインでの特徴を打ち出し、誰もができるものではない、大きさと重さを融合しました。 私たちが作りたかったものは、誰もができる、好む、一般レベルの標準品ではなく、好き嫌いが極端であろうとも、 迫力とパフォーマンスに溢れた「生活を豊かにすることのできる道具」です。 小さいメーカーだからできること。 小さいメーカーだからできないことをいかに克服していくのか? そして、多くに知られていないブランドとして、あり続けること。 ブランドで選ばない、モノの本質で選ぶ人のための時計であり続けること。 人に興味をもたれ、あなたが磨いていくのが「GSX エクスペクテーション」です。 自分を磨く人のための時計です。

voice:N クリエイティブ・ディレクター石田氏による、
開発の思い出や日常の色々なことを日記形式で紹介はこちらでご覧になれます。
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