プロボイ クリエイティブ・ディレクター石田氏による、
開発の思い出や日常の色々なことを日記形式で紹介はこちらでご覧になれます。
http://www.gsx-watch.com/provoi.html
その中
から「2006年10月22日(日)  BOBの季節到来&LOVEのことEVEのこと。 」より抜粋


2006年10月22日(日) BOBの季節到来&LOVEのことEVEのこと。  より抜粋

今年の「LOVE」は、「ブルー・ラグーン」という名前がついているがマークの魚と珊瑚は、彼らの生きてきた中でのトピックスといえる場所の看板を意識した。
ストーリーでは触れることはないが、今回はザッピングストーリーを採用している。

5年前に分かれた二人が、各々の感情をもったまま、5年後に再会する。
気持ちは変化してもお互いを思う気持ちは変わらない。でも年齢を重ねたふたりには「心」とは
うらはらに冷静な行動をしてしまうことがある。
その行動の原因こそ「過去」へのタイムスリップと「突然」というシチュエーションだといえるのではないだろうか。

そこで今回はストーリーが「男性」からみた場合と「女性」から見た場合の二つに分かれているということなのである。




2006年11月23日(木) 2006LOVE "ブルー・ラグーン"   より抜粋


ブルー・ラグーンとは、"碧いサンゴ礁"という意味で広く使われているのですが、珊瑚=コーラルリーフで、それが集まると、つまり浅瀬になるわけで、その浅瀬のようなところなどを「ラグーン」というわけです。

「ラグーン」というともっと湿地帯な感じもしますが、これにブルーをつけると、なんとなくTUBEのCDジャケットや高中正義の軽快な音楽が聞こえてきそうな感じがします。

もともとこの時計も「高中正義」の「ブルー・ラグーン」や「杉山清貴」や「TUBE」の「シーズン・イン・ザ・サン」、または「角松トシキ」などを意識してデザインをしてきたので、文字盤にはかわいい「ハッピーフィッシュ」がデザインされているのですが、秋冬に発売するなら、やはりもっと大人な方向にしようと思って、文字盤はストーリーで言う、五年前の思い出というシチュエーションにして、現在の二人の再会をテーマにした。

ブルーグリーンの色はどうしても一度やりたかった色で、とくにそれが「碧いサンゴ礁」という色なのかというと、それはまったくドーデもよかった(笑)。ともかくこの色を使いたかったわけ。

VIEWで見せられるし、サイトでももうでているが、そのイメージはモノトーン。
色が見える「モノトーン」というのかな。

別れた二人が出会うことで、モノトーンに色が還ってくる感じ。だから、このストーリーを作ったときには、三つのパターンにわけて、創ったし、イメージの曲も用意した。

最初のストーリーを作っていたときは、全然ストーリーも違っていて、ユーミンの「時のないホテル」というアルバムを聞きながら創った。

少したって、物語を「男女」それぞれからの「言い分」というか「事情」という視点で創くろうと思い、男、女のストーリーを
別々に創った。
そして、そのストーリーの長さや段落は一緒にして、途中、「突然」という一言から、一緒になるような物語にした。
つまり「ザッピング」したわけです。

この次点で「男」「女」「再会した二人」というパターンができた。
そのときは「松下奈緒」のできたばかりのアルバムから、「アジアンタムブルー」という映画の中で使われている楽曲の
三部作をイメージとして流しながら創作した。

とくに「第3曲:藍の記憶」は、このストーリーの基本となった。
つまり「五年前の記憶」というところである。


実は今度のVIEWでは「音」という点もテーマにしている。
今まで音はGSXではとても大切なもので、僕としてはいつも音を流して企画をしているのだけど、それはストーリーでしかなくて今まで「音」を直接的には表現してこなかった。
今回のVIEWではそれぞれのページに、ストーリーや時計のイメージをより伝えるために「音」を表記している。

「LOVEコレクション」の「ブルーラグーン」でももちろんしている。
「ブルーラグーン」はやはり「モノトーン」の二人が、再会した「突然」からそこに色が広がる=記憶の復帰というスタイルをとったので、アコースティックな印象から、音も広がっていくようにしたらいいんじゃないかなって思って、「LAGOON」という曲をメインテーマに変更した。「LAGOON」という曲は「再会」にはとても似合う曲だ。
もともと、先に紹介したアーチストの曲同様に自分の中にあった曲で、「ブルーラグーン」のテーマのベースとなったものだ。

「LAGOON(J&B)」という曲は、僕の大好きな映画「愛と青春の旅立ち」の中にあるような曲とにてて「希望」を感じる、エレキギターの効いた曲。 また高倉健の「海へ」という映画も思い出すような曲だ。

1年位前にも一度、この曲を使って企画していたモデルがあってそれはジャックストーリーのアナザーストーリーである「マイ・マリン・マリリン」を考えた。
しかしながら、フランスのニースをテーマにしたものだったからちょっと「LAGOON」という感じとは違った。だから、LAGOONというニュアンスは消した。

今ではCDが販売しているのかはわからないが、そんな感じで、
ひとつのカテゴリーごとに、イメージする曲を「♪」で表記をしている。

すべて自分の好きな曲だから、本当にマニアックなものが多い。
この「LAGOON」もそうですが、トップページの「セシールの雨傘」なんて、知っている人はまずいないんではないだろうか???

12月上旬に「ブルーラグーン」は発売される。
今回は「EVE」がペアではないので、LOVEのペアをこの次期に投入した。